審美治療をお考えの患者様へ

「審美治療=歯を美しくする」
審美治療について、そんなシンプルなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
人は会話する際、目元と口元を結ぶ三角形を見ながら会話をするとされています。
つまり、目元とお口元が相手に与える印象はとても大きなものなのです。
- 人前で自信を持って笑うことができない
- 会話する時に人の目を見て話すことができない
- 会話する時いつも口元に手がいってしまう
- 自分に自信を持つことができず
- 消極的になってしまう
一番の問題は、自分が自分らしく振る舞うことができなくなってしまっているということです。
審美治療に大切なこと

口元の見た目にお悩みの患者様には審美治療がオススメです。
審美治療を進めていくにつれて徐々に自信を取り戻し、気持ちが明るくなっていき、お化粧や服装が変化していく女性の方も多くいらっしゃいます。
一言で審美治療といっても、患者様のその後の人生を大きく変化させることができる大切な治療であると、当院では考えております。
保険治療で用いられる銀歯の問題点

銀歯の問題点には、笑って歯が見えた時に目立ってしまうという審美的な点以外にも、金属アレルギーを発症してしまうというリスクが挙げられます。
また、歯と金属を接着させることは難しいため、歯に合わせて銀歯を製作しようとしても、どうしても僅かな隙間が生じてしまいます。
そして、細菌がその隙間から入り込み虫歯になってしまうというケースも多く、詰め物や被せ物の下が虫歯で真っ黒になってしまっているということも少なくありません。
審美治療に大切なこと
銀歯の問題を改善します
最近では、メタルフリー治療という、金属を一切使わない治療があります。
生体親和性が高く身体に優しいセラミックという素材を使って治療します。
セラミックは見た目も美しく、透明感のある自然な仕上がりになります。
当院では、患者様が理想とする歯の再現を目指すことはもちろん、歯の機能性や患者様のお口の将来のことも考えた治療を行っております。
当院の審美治療
当院では、治療前の診査・診断・カウンセリングにしっかりと時間をかけています。
患者様が具体的にどのように歯や口元を美しくしたいのかというご要望についてお伺いし、最終的な目標のイメージを共有するようにしています。
マイクロスコープを使った精度の高い治療
マイクロスコープによって、肉眼では見ることができない細かな部分まで把握しながら形を整えることで、歯と詰め物・被せ物の隙間を少なくできます。
この隙間が少なくなることで、歯に汚れが溜まるのを防止し、虫歯の再発や歯周病を引き起こすリスクを低減できます。
詰め物・被せ物の種類
1.金銀パラジウム合金インレー・クラウン

いわゆる「銀歯」と呼ばれる一般的な詰め物・被せ物です。
保険診療内で製作します。
2.ゴールドインレー・クラウン

お口の中で安定し展延性のあるゴールドを素材に使用するため生体親和性が良く、為害作用を起こしにくいのが特徴です。
ゴールドは、インレーやクラウンの他にもブリッジなど幅広く使用可能です。
マジックマージンテクニック

審美治療は、見た目を良くすることだけを目的とした治療ではありません。
見た目だけでなくきちんと歯としての機能を果たしていなければ、他の歯や顎の関節に悪い影響を与えてしまうこともあります。
また、一見きれいになったように見えても、治療がしっかりと行えていなければ美しい見た目を長続きさせることはできず、虫歯・歯周病の再発リスクが高まってしまいます。
当院では、見た目が美しいだけでなく、機能的で美しい状態をより長続きさせることができる審美治療を行っております。
3.オールセラミックインレー・クラウン

抜群の適合性を安定して実現する素材です。セラミックを直接支台歯に積層する方法と、加熱・加圧によって成型させる方法があります。
インレー・クラウンなど補綴物として幅広く使用可能です。
一切金属を使用しないため、ブラックマージン(使い続けたことによる劣化で歯茎が下がってきた時に金属の黒ずみが見えてしまうこと)、メタルタトゥー(錆びた補綴物から溶け出した金属イオンによって歯茎が黒ずんでしまうこと)がありません。
4.メタルボンドセラミッククラウン

メタルボンドとは内側は金属の冠となっておりますが外側はセラミックで出来ているクラウンです。
安定した素材でクラウンからブリッジまで対応できます。
5.ラミネートベニア

ラミネートべニアは、前歯の表面を薄く削りその部分にセラミックの薄い板状のものを貼り付ける治療です。
正中離開(すきっ歯)や変色した歯、形態の改善などのクイック矯正を歯質形成を最小限に抑えながら行うことができます。
6.ジルコニアセラミッククラウン(CAD/CAM)

ジルコニアという高い強度を誇る素材を使い、CAD/CAMによって生体親和性の高いセラミックフレームを製作し、その上からジルコニア専用の陶材を築盛したのがジルコニアセラミッククラウンです。
一切金属を使っていないため、ブラックマージン、メタルタトゥーなどが起こりません。
7.ガルバノクラウン(AGC)

メッキの技術を応用した電鋳(エレクトロフォーミング)によって精度の高い、しっかり適合するメタルフレームを作成します。
内側が純金のため、セラミックも美しく仕上がるのが特徴です。純金をマージン部分にも使うため辺縁封鎖をしっかりと行うことができ、ブラックマージンやメタルタトゥーを防げます。
保険適用でも白い歯を
CAD/CAM装置使用 ハイブリッドセラミックス冠

平成24年4月から、正面から4、5番目の歯である第一小臼歯、第二小臼歯の被せ物の材料にハイブリットセラミックスを選択した場合、CAD/CAM装置を使用すれば保険適用で治療が行えるようになりました。
セラミックスとプラスチックを組み合わせたのがハイブリッドセラミックスで、柔らかい素材のため周囲の歯を傷付けません。 自費の材料に比べると変色やツヤの減少が起こりやすく、条件や部位が限られるものの、保険が適用されるため比較的安価に治療を行うことができます。
また、高い審美性を持ち、金属を一切使用していないため金属アレルギーを引き起こしてしまう心配もありません。
当院の審美治療へのこだわり
- 見た目が美しく、そして機能的であること
- 歯茎など歯周組織とも調和する自然な見た目であること
- 精密な型取り・形成によってぴったり合う精度の高い被せ物を作ること
- お手入れを行いやすく衛生的で、再発リスクの少ない治療
- 長い間美しく自然な状態を保ち続けることができる治療
マージン形成を拡大視野下で精密に
歯と被せ物の境目の部分のことをマージンと言います。マージンがずれてしまっていると、虫歯が隙間から再発してしまったり、汚れが溜まることで歯周病を引き起こしたりすることがあります。
肉眼では見逃してしまうような細かな段差も、拡大鏡(ルーペ)を使うことでしっかりととらえ、滑らかで精度の高いマージン形成をします。
これにより、虫歯が再発してしまうことによる再治療や歯周病によって歯肉退縮が起こり、見た目が悪くなってしまうリスクを抑えることができます。
プロビジョナルレストレーション
治療中にお使いいただく仮歯のことをプロビジョナルレストレーションと言います。
しかし、仮歯だからと適当なものを使うと歯茎の状態が悪くなってしまうため、最終的な被せ物にも悪い影響を与えてしまいます。
当院では、歯茎が良い状態で被せ物の装着を行うことができるよう、プロビジョナルレストレーション作成の際にも拡大鏡を使い、精度の高い治療を行っております。
歯肉縁下形成
歯肉縁下形成とは、歯茎の中にマージンラインを設定することを指します。
マージン部分は虫歯になりやすいですが、歯茎の中にマージンラインを設定すると、歯茎の中に入っているため虫歯再発リスクが低くなります。
また、クリーピングと言って歯茎が少しずつ上がってくるため、歯肉退縮が起こりにくくなるのです。
「被せ物をしても数年経つと虫歯が再発してしまう」「歯茎が下がってしまう」「セラミックで治療したのに美しい状態が長続きしない」
このような問題を解決することができるのが歯肉縁下形成です。